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実行委員会解散と賛同受付の終了

▼賛同者及び関心を寄せて下さった皆さま▼

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会は、先日の「当日報告」を持って解散致します。

今後は、各自がこれまで、そして、これから取り組んでいく行動を通じて、排外主義を許さない社会形成のための共同を行っていきたいと考えます。

皆さまから行動当日に頂きましたカンパに関しましては、以下の通りご報告したいと思います。

収入:42,881円
支出:42,881円
 (内訳)
   ・行動経費(24,998円)
   ・外国人支援団体への寄付(17,833円)
――――――――――――
残額:0円

つきましては、今後の賛同受付もこれを持って終了させて頂きたいと思います。心より皆さまのご支援とご注目に、感謝申し上げます。

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会

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当日報告

2009年6月13日、私たち「外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会」(以下、実行委)は、「在日特権を許さない市民の会」(以下、在特会)による「外国人参政権断固反対デモ」に対して抗議するデモと情宣を行いました。実行委が行動前に確認していたことは、非暴力を貫き、在日外国人との共生を自分たちのメッセージとして街に届ける、ということです。日常活動ではなかなか出会うことのない団体や個人から幅広い賛同をいただき、行動に結びつけることができました(2009年6月20日時点で個人・団体を合わせて769名)

当日は午前11時00分に三条河川敷に集合し、11時30分、デモに出発をしました。出発前のアピールは、審議中の入国管理法改定案の問題点を訴えるもの、在日外国人の就労や生活における制度的欠陥を主張するもの、国籍は違えど労働者として共に生きていこうと呼びかけるもの等、多数ありました。デモに出発してから、隊列の前からは「在日特権なんてないぞ」「全ての外国人に生きる権利を」「私たちに生きる権利を」「人らしく生きられる社会を」などのシュプレヒコールが上がり、道行く市民の関心も高くビラの受け取りも上々でした。かと思うと、隊列最後尾からは「シュプレヒコールを待つな!自由に叫べ!」という大きな声。激しく打ち鳴らされる太鼓の音。また在特会をパロディしたユニークな旗や服装の人々も。日の丸を掲げて在特会を批判する保守の人、排外主義に脅かされたくないと路上に参じた外国籍の人たちもいました。緊急行動の呼びかけに、本当に多種多様な人々が集まってくださり、それを象徴するデモの風景になりました(当日の様子を記録した動画です)。参加者数は、出発前が250人ほどで、終了時点で約300人にまで増えました。

午後1時30分より、今度は在特会のデモに対して、三条商店街入口、蛸薬師通入口、四条河原町交差点にてアピールとビラまき情宣を行いました。在特会がシュプレヒコールを上げながら通過していく道向かいで、排外主義に反対する趣旨のビラを2000枚配り切りました。在特会の「テロリストに参政権は与えないぞ」等の独特のシュプレヒコールで土曜日の四条河原町は異様な雰囲気に包まれ(*1)、何事なのかと自ら私たちのビラを取りに来た人もいました。私たちのアピールは在特会にではなく、京都の市民に向けられたものです。私たちを過剰に敵対視し挑発を繰り返してくる在特会に応じることなく、準備していた日本語、朝鮮語、中国語、スペイン語、英語、エスペラント語のプラカードや旗を掲げました。その内容は「外国人排斥反対」「No More Fascism」「生きる権利に国境はない」「自由の敵に自由を許すな」「いじめるな」等。さらに、彼らが四条河原町を通過するときには交差点の四隅から、「さべつ・はんたい」「いじめ・やめろ」「ざいとくかい・ゆるすな」等のショートコールを上げました(*2)

立場を超えて様々な人たちが集まり、排外主義的な在特会のデモに反対して立ち上がることができたのは、実行委の呼びかけに賛同いただいた皆様のおかげと思います。ありがとうございました。

実行委は解散いたしますが、在日外国人の権利を拡充していく地道な運動は今後ますます必要になるでしょう。排外主義に抗して在日外国人の問題に向かい合う人々の輪が広がっていくことを願います。

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会

(*1)6月13日に在特会が掲げていた主張は「外国人参政権反対」でしたが、ホームページや当日のシュプレッヒコールの内容からも、彼らの主張が参政権反対にとどまらない排外主義的なものであることは明らかです。それに対しネット上では、「外国人参政権に反対であって外国人排斥ではない」といった在特会シンパによる書き込みが散見されます。こうした書き込みは、自分たちの意見が堂々と全面展開できるような正しいものではないと気づいており、自分たちの主張を歪曲することなしに自らを正当化できない在特会の弱さ、悪ふざけの現れであると考えます。
 改めて強調しますが、在特会が発する言葉の内容は、政治的な主張に値しない露骨な悪意と憎しみに満ちたヘイトスピーチであり、そのようなきわめて差別的な言葉が垂れ流されること自体が暴力であり、許されるものではありません。

(*2)すでに在特会が宣伝材料として使用していますが、彼らのデモが四条河原町を通過中に爆竹がなったという事実があるようです。確かに爆竹のような音はなっていますが、インターネットにアップされている動画を見る限り、彼らが喧伝しているような「デモ隊に爆発物を投げ入れられた」という事実を読み取ることはできません。また、もちろん実行委として彼らの隊列に爆竹を投げ込むというような行動は呼びかけておりません。
 しかし、このようなあやふやな事実を根拠に、在特会のメンバーを名乗る人物が緊急行動の賛同者に対して、「「外国人排斥を許さない緊急行動」のメンバーに爆竹投石を受けた」、「子どもがデモ中に爆竹で被害を受けた」、「爆竹を投げる者への賛同はどういうことだ」といった内容の電話をしてきております。実行委として事実に基づく批判を受け止めることは当然ですが、そもそも彼らの主張する「爆竹のようなもの」については、誰が何の目的で鳴らしたのかはいまだ不明です。しかも実行委に対して直接批判するのではなく、賛同人を特定し圧力をかけるなど、あまりにも陰湿であり卑怯極まりないと断じざるを得ません。
 その上で、今回の彼らの反応から、私たちも教訓を引き出しました。基本的に間違った主張をしている在特会は、批判者や抗議者を攻撃することによってしか「正しさ」を主張できず、そのことに自覚的な彼らは攻撃材料を常に探しています。今回の抗議行動を組み立てるにあたって、実行委はそのことを十分に念頭においておりましたが、今後の抗議行動においてもそうされるべきであるということを声明しておきます。

テーマ : 在日特権を許さない市民の会
ジャンル : 政治・経済

日本が明白な人種主義を拒否するとき

フランスのメディアで、6月13日の緊急行動が取り上げられました。

Quand le Japon dit non au racisme ordinaire
http://www.rue89.com/2009/06/16/quand-le-japon-dit-non-au-racisme-ordinaire

訳していただきました。


Merci

日本が明白な人種主義を拒否するとき

ティエリー・リボー 経済学者(フランス国立科学研究センター) 2009年6月16日

(京都にて) 2009年4月11日、埼玉県(東京の郊外)の蕨市で約50名を集めたデモが行われた。デモに参加した人々は、日本の国旗を掲げながら、「犯罪外国人と戦って追い出すぞ!」と大合唱した。参加した人々が自ら「国民大行進」と呼ぶものを実行したのは、13歳のフィリピン人の少女の住宅や学校のある辺りであった。その少女の親は不法滞在と認定され強制退去させられ、日本が出生地であった少女は、一人で日本に残ることになったのである。
 少女は、おばの家での一年間の特別在留許可を法務省の決定によって与えられた。まさにこの決定に対して激しく反対を主張したデモ集団こそが、自称「在日特権を許さない市民の会」(仏語では「日本に滞在する外国人の全ての特権を許さない市民の会」)、略して在特会である。

「朝鮮人は、他の人種より百倍も犯罪をひき起こしている」

 このデモ集団は、この少女を、すべての不法滞在の外国人と同様にすぐに強制退去させるよう、公権力に対してアピールした。「この少女に滞在を認めれば、同じ様に滞在を認めざるを得なくなる事例が他にも何百件と出るに違いない」と、三つ揃えのスーツと蝶ネクタイを着込んだリーダーが叫ぶ。かんかんに怒っている演説家は、話を大きくしながら次のように続ける。

「ヨーロッパ人やアメリカ人は受け入れられるが、朝鮮人や中国人は駄目だ。朝鮮人はどこにでもいて、他の人種よりも百倍も犯罪をひき起こしている」

この集団のより一般的な主張は「日本で暮らす外国人の特権」の廃止であり、彼らが行き過ぎだと判断する外国人の権利を、「元の水準に戻す」ことを要求している。また在特会は公の場での議論ではまったく否定しながらも、「外国人に人権など存在しない」と考えており、自らのウェブサイトにそう掲載しているのである。

 このウルトラ愛国主義的で大衆迎合的な運動で目立つのは、こういうタイプの集団ではこれまで見られなかった仕方での意思表明や活動に訴えているということである。われわれが見慣れている日本の極右の姿は、東京の大きな駅(新宿駅や渋谷駅など)の前で、日の丸が描かれた黒い車の屋根に据えられた大きなメガホンで、不機嫌そうにわめき散らしているというものであった。そして多くの場合、通行者は彼らに比較的無関心だった。だが今回取られていた方法は、左翼運動で長らく用いられてきた活動形態から剽窃したものである。在特会は街頭でのデモに訴えながら、デモを人々に混乱を撒き散らすものへとつくり変えようとしたのである。

人間に対する人道的な待遇のために

 蕨市のデモから二ヶ月ほど経った2009年6月13日10時、同じ日に予定されている京都で初めての在特会によるデモの直前、まだ肌寒い鴨川の川原にさまざまな人々が集まってきた。在特会のような考え方への反対意見を知らしめるため、面と向かって意思を表明しようという人々が集ったのである。この人々からみれば在特会は非人道的な組織であり、日本社会で現在起こっている数々の動きと同様に、「人を使い捨ての資源として扱っている」のである。

 反‐在特会の人々が要求しているのは、人間に対する人道的な待遇である。この人々にとって、外国人の人権の否定は許しがたい暴力的行為だ。集まった反‐在特会の人々のなかには、平和主義者、アナーキスト、組合に入っている若年労働者やプレカリアート、野宿者を支援していて住居問題に関心のある左翼やボランティア、障害者団体、民族的・性的マイノリティの権利の擁護団体、左翼議員など、さまざまな人々がいた。そして、少数だが目立っていたのが、日本の愛国主義者の参加者である。愛国主義者の彼らは、在特会が自らの象徴として日の丸を用いながら、これほど憎しみを表に出して外国人排斥を訴えていることを、自分たちの国の不名誉だと考えたのである。彼らのうち一人が逆説的な主張の書かれたプラカードをかざしていた。「私は日本人であることを、そして世界の一員であることを誇りに思う!」

「われわれはみな外国人だ!」

 スローガンは、すべての労働者およびすべての人々の移動の自由にも向けられた。「世界の労働者よ、団結せよ!」、「労働者に国境はないぞ!」、「生きる権利に国境はないぞ!」、「労働の権利に国境はないぞ!」といったように。またプラカードのいくつかには、「あなたが不幸せだとしても、それを外国人に向けるな、権力に対して訴えろ!」、「われわれはみな外国人だ!」、「外国人の友人がいないの?」などが書かれていた。

 より挑発的な参加者は、日の丸の中にハーケンクロイツを描き、そしてそれをブーツで踏んだ跡も描いた大きな旗を、お化けみたいにしてかぶっていた。またある人々は、日の丸の赤い丸を、猫の頭やハートマーク(いわゆるハートマークだったり、ギザギザに割れていたり)に変えたり、団子(多様性のシンボルとしての、いろんな種類の肉の串だ)に変えたり、そしてさらには……湯気の立っているウンコに変えたりした旗を、めいめい風にはためかせていた。

 この演出は、100名ほどの制服警官や私服警官(彼らはみんな夕方前に同じ理髪店から出てきた客のようによく似ていて、几帳面に右耳にイヤホンをはめていたのですぐにわかった)をあ然とさせずにはいなかった。デモ隊を取り囲むように配置された非常に厳重な体制にもかかわらず、この300名の人々は、季節風がつれてきた蒸し暑さのなか、ブラジル音楽のリズムにのって、深刻ぶらずに実のあるデモを行ったのである。

「在特会は何について訴えているのだろう? せっかくこの一度だけは自らの所業を正当化する機会を与えてあげたのに、ちっともわからない!」

赤と黒の大きな旗には、多数の日本のマイノリティの組合組織の略称やロゴが書いてあり、その横には、直接民主主義と自主管理を要求する自由なオルタナティブのステッカーや、労働者の連合、居住権の会のステッカーもみえる。「政治科学 Science Po 」 [多くの政治家の出身校であるパリ政治学院も意味している] を作ってきたフランスの「専門家」たちは、「運動至上主義」の悪い点をあげつらうことから外にまったく出ようとしなかった。その間に日本は、フランス本土からの輸入品のなかでもルイ・ヴィトンのバッグをはるかに超えて広がりつつある脅威、明白な憎しみに対して拒否したのである。これはグローバル化のもう一つの顔である。

テーマ : 在日特権を許さない市民の会
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

613行動

Author:613行動
700名以上の方々から賛同をいただき、
300名ほどの方々が参加され、
13日の行動を成功させることができました。
ありがとうございました。

外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会

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